看護師の食生活の話題がクローズアップされてきています。その仕事の性質上、不規則な生活を余儀なくされるといわれています。医療の現場は、人の命にかかわる仕事として、大きな責任感と使命感が重くのしかかる仕事です。そんな中において、普通の会社員などとは異なり、場合によっては看護師は朝昼晩という規則正しい食生活を送ることさえ難しいといえるのです。
このことについては、いってみれば心と身体の不安につながるという懸念の声もあがっています。夜勤や早朝の時間帯の勤務をすることにより、規則正しい生活とはほど遠く、身体のバランスがつかみにくいことから、睡眠時間などの確保にも支障をきたすことが予測されます。
ただでさえ緊張感の続く業務内容だけに、疲労感の蓄積は半端なものではないといえるでしょう。
医師や薬剤師などとともに医療現場の一翼を担う看護師への期待感は、高齢化社会の進行に伴い大きくなっています。しかしながら、その一方において、担い手不足の問題も深刻化してきています。
それは国や自治体においても、人材不足について注視しており、対策を講じるなどの動きを見せています。各医療現場においては、国や自治体への期待を抱きながらも、独自の人材確保に乗り出しています。もはや、採用活動は地元の人を狙うのではなく、Uターン就職を促したりするなどしてさまざまな遠いエリアから人を呼び寄せる動きも出てきています。
それほどまでに、人材不足が深刻なのです。
こうした深刻な現状を打破するには、看護師が少しでも生活リズムを保てるような現場の制度を整える必要があるといえるでしょう。